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伊豆高原にあるお宿、守破離(しゅはり)に宿泊してきました。
外観はどことなく企業の保養所を改装したような感じに見えました。
吹き抜けのあるロビーは開放的です。
庭園に面した窓の外には、時折台湾リスがやってきます。
お部屋
今回宿泊したのは、フロントがある1階の特別室「城ケ崎」
広い畳の居室とダブルベッドを備えた客室です。
左奥が洗面所、トイレ、部屋露天風呂の入り口となっていました。
こちらがダブルベッドです。スタンドライトも完備されています。
部屋からの眺望です。本来ならここから海が見渡せるはずなのですが、あいにくこの日は梅雨入りたて、しかも豪雨だったため海があるあたりは真っ白でした。ううむ残念。
洗面所スペース、トイレルーム共に白を基調として清潔感があり、広めで使いやすいです。
部屋に関しては広々としているのがポイントですが、特徴として気づいたことが1つありました。
コンセントが多いです。どこにいてもスマホや電子機器が充電できるのがありがたかったです。
部屋露天風呂
部屋露天風呂は、洗面室から入れるようになっています。
大人2人が余裕で入れるほどの浴槽です。なんとも寛げます。
部屋露天風呂からの眺望です。こちらも本来は海が見えたはずなのですが、あいにくの雨で見ることができませんでした。
もしかしたらと思い、露天風呂のテラスにスナック菓子をしかけておいたところ、台湾リスが遊びにきてくれました。
泉質は無色無臭で、とろみはなくさらさらとしています。また、消毒液臭さは感じられませんでした。
貸切露天風呂
貸切露天風呂は夕方に40分、朝に30分の予約が可能となっていました。
吹き抜けにある階段で2階へ上がり、客室前の廊下に貸切露天風呂の入り口があります。
若干の取って付けた感があります(笑)
急な会社階段を上るので、足腰の悪い人は注意が必要です。
階段を上がりきると小さな小屋が。貸切露天風呂入り口です。
脱衣所です。
脱衣所の引き戸は一応施錠することができます。
こちらが露天風呂です。部屋とさほど変わらない大きさの浴槽です。
露天風呂からの眺望です。晴れていれば海が一望できたものを…。
この貸切露天風呂は、宿の屋上に作られているため、立ち上がると何の装飾もない屋上の殺風景さが見えてしまって少し残念でした。
維持管理が大変ですが、庭園でも造られていれば良かったなと思いました。
また、泉質は部屋露天風呂と同じだとは思うのですが、若干貸切露天風呂の方が濃い感じがしました。あくまで個人の感覚ですが。
お食事
お食事は朝夕部屋出しです。
まずはホタテの酒蒸し味噌ソース・手作り玉子豆腐・バッテラ。
あわびの踊り焼きはバターとレモンでいただきます。
このあわびが絶品でした。とにかくやわらかい。直近で下北半島を旅行した際もあわびを食べましたが、失礼ながらそれとは比べ物にならない程美味しかったです。
お造りは、ハタ・ボタンエビ・ムツ。海が近いからか、やはりどれも美味しい。
伊勢海老の黄金焼き。
私は伊勢海老が大好物で、特に刺身が好きなのですが、これもなかなか。エビ味噌がマヨネーズとマッチしています。素材が新鮮だと焼いても美味しいですね。
米ナスのあんかけ。一度米ナスを揚げてから煮びたしにしたものとのことで、味がしっかりしみ込んでいてこれまた絶品でした。
持ち豚の豆乳しゃぶしゃぶです。その名の通り、とてももちもちしています。旅館で出されるしゃぶしゃぶは自分で調理しなければならないわずらわしさもあり、あまり好きではないのですが、これは満足でした。
伊豆では定番の金目の煮つけ。美味しかったのですが、時期的なものなのか少し身がぱさぱさしていました。もう少し脂が乗っていたら良かったかな。
古代黒米とみそ汁です。
デザートはロールケーキとプリンです。
朝食は以下のような感じ。
可もなく不可もなくといったところですが、干物が少し硬かったと思います。
評価は?
部屋 ★★★★☆
風呂 ★★★★☆
食事 ★★★★★
サービス ★★★★★
私は宿の外観はかなり気にするタイプなので、入り口の保養所感が気になりましたが、部屋・風呂・食事の良さがそれを補って余りあるものだと、最終的には感じました。
特に良かったのは食事です。素材として高級なものを出すばかりではなく、しっかり手の込んだ調理で食べる人を楽しませてくれたと思います。
また、宿の方のサービスも心地よく、非常に細かいところまで行き届いており、気持ちよく過ごすことができました。
宿泊したのが平日ということもありますが、この内容で宿泊費は一人25000円程度ということを考えると、大満足のお宿でした。
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