甲府で最も有名な観光スポットのひとつ、昇仙峡。
秋の紅葉シーズンともなれば見どころ満載の最強観光スポットと言えるでしょう。
昇仙峡までは甲府駅からバスで30分程度と、かなりアクセスが良好です。
私は今回、レンタカーを借りて行ってきました。
昇仙峡の玄関口
私は11時頃に昇仙峡玄関口の駐車場に着いたのですが、レンタカーで来たことを少し後悔しました。
県営駐車場も市営駐車場も満車だったのです。
しかたなく右往左往していたところ、県営駐車者下のお土産屋さんが1日500円で駐車場を貸しているということが分かり、なんとか駐車することができました。
気のいいおばあちゃん、おじいちゃんが駐車場の案内をしてくれました。
時間の制約なく観光できるレンタカーですが、ハイシーズンの昇仙峡はバスで行った方が良いのかもしれません。
安心したところでいざ昇仙峡!
今回のルートは以下の通りです。
①県営駐車場付近を出発
②覚円峰&石門観光
③昇仙橋通過
④仙娥滝観光
⑤仙娥滝上のお土産屋通り観光
⑥昇仙峡ロープウェイ
県営駐車場の前にも奇石・巨石などの見どころはたくさんあるのですが、時間の都合上県営駐車場以降を見て回ることにしました。
先ほどの駐車場のおじいちゃんに聞いたところ、ここから観光して帰ってくると3時間程度かかるとのことでした。
石門までの道のりはだいたい坂道です。歩きやすい靴で行った方が良いでしょう。沿道には水晶などを扱うお土産屋があります。
途中に食事処があり、看板ネコがいました。
11月中旬なので、紅葉が鮮やかでした。
覚円峰
昇仙峡といえばこれ、覚円峰です。昔の高僧、覚円さんが頂上で修業したのが名前の由来なんだとか。こんなとこ、どうやって登ったのでしょうね。他では見ることができない絶景です。
覚円峰のはるか下あたりに、ちょっとした滝があったのですが、なんと虹が出ていました。
石門
覚円峰を望む場所から少し歩くと石門があります。
これは奇怪な形です。そしてびっくりなのが、上の岩と下の岩は完全にくっついておらず、少し隙間があるということです。落ちてこないんですかね…。
仙娥滝
こちらが仙娥滝に通じる昇仙橋です。
そしてその先の仙娥滝。これまた息を飲む眺め。さらにまた虹が!これは吉兆なのではないでしょうか。良いことありそうです。
仙娥滝上の商店街
仙娥滝を横目に階段を上っていくと、お土産屋や食事処、神社などがあります。こじんまりとしたとても良い雰囲気です。
こちらは「昇玉堂」大きな水晶を祀った神社です。
お参りの際小さな鈴をいただき、それを本堂内の綱にくくりつけ、水晶を触ってお祈りをすると願い事が叶うそうです。
こちらは「おもかる石」という名のヒスイです。まずはこれを持ち上げ重さを覚えます。そして今度は願い事を意識しながら持ち上げます。2回目の方が軽くなれば願いが叶うと言われています。
こちらは「八珠願い」というものです。ガチャガチャを回すとパワーストーンが8つ入ったカプセルが出てきます。
すぐそばにある池に七福神がいらっしゃるので、それぞれに対応する石を、神様の前にある石壺の中に投げ入れ、最後に8つめの水晶を真ん中の石壺に投げ入れたあと手を合わせてお願いをするというもの。
全部入ったらきっと願いが叶いそうですね。ただ、この時はカプセルが売り切れでやることができませんでした。すごくやりたかったので残念です。
ここまで1時間ほど歩いてきたので小腹が減りました。
そんな時に食べたのがこれ!
仙人茶屋の「食べる水晶玉」です。
このプルプルの透き通ったものは葛切りです。黄な粉と黒蜜をかけて食べるのですが、柔らかい触感に程よい甘さが絶品。
ここでしか食べられないスイーツなので、昇仙峡に来たら是非食べるべきでしょう。
昇仙峡ロープウェイ
昇仙峡ロープウェイは昇仙峡観光の目玉の一つ。
この日はお客さんの大行列ができていました。通常20分間隔の運行なのですが、ハイシーズンだからなのか5分毎に来てくれて助かりました。
ロープウェイの中はすし詰めです(笑)
約5分ほどで山頂駅に着きます。山頂駅の中は食堂となっているので食事を摂ることも可能です。
お、あのシルエットは?
そう富士山です。ここでもやはり富士山が奇麗に見ることができます。
山頂にはいろいろ楽しめるスポットがあります。
こちらは「合格岩」落ちそうで落ちないこの岩に合格祈願のご利益があるそうです。
合格岩を下から見るとこんな感じ。確かに落ちそうで落ちない。
こちらは「出愛の鐘」です。備え付けの棒で金を鳴らして永遠の幸せを祈ります。
こちらは「龍の松」です。龍のような形をした松の腹の部分に下がっている容器に願いを込めて小銭を投げ入れると叶うというもの。
私も慎重に投げ、見事入れることに成功しました。
こちらは「幸せ鈴投げ」です。2つの鈴が紐で結ばれ1対となったものを、正面の大きな鈴の穴に投げ入れることができれば願いが叶うというもの。
設置された台の上から投げるのですが、失敗してしまいました。なかなか難しいです。
昇仙峡は、何かを投げる願掛けが多いですね。
幸せ鈴投げの先がパノラマ展望台への道となっていました。せっかくなので行ってみたのですが、結構険しい道のりです。
岩肌に細かい砂が付いているので滑りやすく、また急な斜面なので、体力に自信がない人はやめておいた方が良いかもしれません。来た道を上から見ると、ヒュッとなります。
一通り山頂での観光を楽しんだ後、ロープウェイで山麓駅に降りてくると、「黄金池」というのがありました。
金運スポットなのだそうで、池には金色の鯉だけが泳いでいます。
一風変わった鯉もいました。なんと、口がネコみたいです(笑)
ネコ好きなので、コイツが非常に気に入りました。
アクセス良し、昇仙峡は景色良し、観光客を楽しませる工夫ありと、かなり大満足な観光地でした。